ワクチン接種 16歳以上 政府検討、治験対象に合わせ
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、政府が接種対象を当面16歳以上とする方向で検討して
いることが(2021年1月)19日、わかった。
政府関係者が明らかにした。
厚労省は米製薬大手ファイザーのワクチンを2月の中旬に承認し、下旬から接種を始めることを目指している。
厚労省は、海外で実施した臨床試験(治験)の対象が16歳以上となっていることから、日本とし
ても承認する際の接種対象を16歳以上とする方向で調整する。
すでに接種を始めている米国や英国の接種対象も16歳以上という。
厚労省はワクチンの接種について、2月下旬にまず医療従事者を対象として順次開始できるよう
に準備を進めている。
65歳以上の高齢者への接種体制が整うのは3月下旬となる見通しだ。
(日経新聞・朝刊 2021.1.20)