早朝高血圧とリスクについて
https://www.healthcare.omron.co.jp/zeroevents/bloodpressurelab_basic/contents1/125.html
・「早朝高血圧」
高血圧治療ガイドライン2019では、診察室血圧が140/90mmHg未満で、起床後1、2時間以内の血圧が高い(135/85mmHgを超える)場合とされています。
・早朝高血圧には、高血圧持続型と、モーニングサージ型があります。
●高血圧持続型
睡眠中も血圧があまり低下せず、早朝まで持続して血圧が高くなるタイプです。
糖尿病の人や腎臓障害がある人、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人などに多いといわれています。
就寝中に血圧が高いと心臓や血管に負担を与えてしまい、脳心血管病を起こすリスクが高まります。
●モーニングサージ型
寝ている間にいったん血圧が下がるものの、明け方から起床時にかけて急激に血圧が上昇するタイプです。
高齢者や血糖値・コレステロール値が高い人、アルコールを多飲する人に起こりやすいので注意が必要です。
日本人に多い脳卒中はモーニングサージとの関連が指摘されています。
・早朝高血圧は、診察室血圧が正常だった人の10~15%程度いるとされています。
降圧薬による治療を行っている高血圧患者でさえも、約50%が早朝血圧レベル135/85mmHg以上の高値を示しています。