高齢者ワクチン接種、首相「7月終了目標」

高齢者ワクチン接種、首相「7月終了目標」 新型コロナ

高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、菅首相23日の記者会見で、「希望する高齢者に7月末を念頭に各自治体が2回の接種を終えることができるよう政府をあげて取り組んでいく」と述べた。

政府はこれまで、高齢者向けワクチン接種の終了時期について明らかにしていなかった。

 

65歳以上の高齢者向けは約3600万人が対象で、米製薬大手のファイザー製のワクチンが使われている。

3週間の間隔をあけて1人2回を接種。

今月12日から接種がスタートし、22日時点で5万1479人が1回目を終えた

 

首相は17日にファイザーの最高責任者(CEO)と電話協議し、ワクチンが国内の対象者全員に9月までに行き渡るように追加供給を要請している。

政府関係者によると、首相は5千万回(2500万人)分の追加供給を同社に要請したという。

 

政府は、契約に向けて詰めの調整をしており、実現すれば16歳以上の接種対象者約1億1千万人分のワクチンが、9月末までに確保できる見通しとなる。

ただ、全体的な接種スケジュールは示されていない。

朝日新聞・朝刊 2021.4.24)