WHO、若者らに注意喚起 

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は20日新型コロナウイルスについて若者や中年も重症化するリスクがあるとして注意を呼びかけた。

各国のデータによると「入院を必要とする患者は50歳以下の人がかなりの割合を占めている」と指摘した。

 

これまで新型コロナは主に高齢者や基礎疾患がある人が重症化するリスクが高いとみられていた。

テドロス氏は記者会見で若者にメッセージがあると強調し「50歳以下でも重症化」

 

「あなたたちは無敵ではない。このウイルスは数週間入院させるか、死をもたらすこともある」と警鐘を鳴らした。

 

外出制限を出した一部の国では、不満がたまった若者が公園などでパーティーを開くケースが出ている。

新型コロナは無症状の人も多く、知らず知らずのうちにウイルスを拡散させる恐れがある。テドロス氏は「あなたがどこに行くかは、他の人の生と死を左右する可能性がある」と述べ、規律ある行動を求めた。

 

参考・引用一部改変 

日経新聞・夕刊 2020.3.21